痴漢冤罪で連行されても早期釈放される可能性はあるか

  • 「痴漢冤罪で警察に連行されたら、やったと言わないと釈放されないのか。。。」
    「任意同行に応じたら、もう人生終わるのではないか。。。」

    通勤電車で痴漢冤罪に巻き込まれ、駅員室に行かざるを得なくなった場合、最長で23日の留置場生活の可能性があると聞くと、絶望的な気持ちになる人が大半だろう。 しかし、最近は、否認をしていたら絶対に帰れないという状況は変わりつつあるらしい。

    では一体、どういう条件があれば早く釈放されるのか、どういうことに気を付けておくべきなのか、当日中に釈放されるケースをまずは紹介しよう。

    「否認したら帰れない」は変わりつつある、最近の痴漢冤罪の警察対応とは

    痴漢冤罪で駅員に囲まれ、警察を呼ばれ、任意同行に応じざるを得ないというケースも少なくない。 以前は、「軽微な痴漢の場合は認めたら帰してもらえるが、否認していたら出られない」というのが通常のパターンだった。 犯罪の容疑をかけられているのに否認していると、逃亡したり証拠隠滅の恐れがあると判断されやすいからだ。 しかし、最近はその状況が変わりつつある。

    痴漢冤罪で任意同行に応じ、最寄りの警察署に連行されたケースで、拘束期間が最短のケースは任意同行の当日中に釈放される場合だ。 痴漢を認めている場合であれば、初犯で、痴漢の態様が悪質でないこと、前科がなく身元もはっきりしており、反省している等の条件が揃えば、釈放されやすいといえるだろう。

    しかし、今回解説しているのは、あくまで痴漢冤罪のケースだ。 警察官の中には、未だに「素直に認めれば早く釈放される」などという人もいるが、諦めてはいけない。 最近は、痴漢の否認事件でも、早期に釈放されるケースが増えているからだ。

    痴漢を否認しても早期に釈放されるための条件

    さて前述したように、否認事件では逃亡や証拠隠滅の恐れなどから釈放が難しいというのが実務の運用になるが、痴漢で否認したとしても早期に釈放されることもある。
    例えば具体的には、以下のような事情が考慮された場合である。
    前科、前歴がないこと
    容疑をかけられている痴漢の程度が軽微であること
    家族や会社など、身元がしっかりしていること
    痴漢を否認する言い分に理由があり、それを否定する十分な証拠がないこと

    それだけに、痴漢をしていないことを証明する目撃情報や、繊維鑑定で被疑者の衣服の繊維などが検出されないことは大きな要素になるし、ここで諦めてやっていないのに、絶対にやったといってはいけない

    とはいえ、任意同行とはいえ警察に連行され、事情聴取を受ける環境は、極めてタフと言わざるを得ない。痴漢で逮捕されたら、痴漢に強い弁護士をすぐに呼んでもらい、アドバイスを受けて早期釈放を目指そう。