痴漢冤罪で想定しうる最悪のケースとは・逮捕期間編

  • 「痴漢冤罪だったら、すぐに釈放してもらえるのだろうか。。。」
    「警察に痴漢で誤認逮捕されたら、会社にはどう連絡すればいいのだろうか。。。」

    ビジネスマンが痴漢冤罪をかけられた場合、会社のこともあり、いつ釈放されるのかが、最も心配になるだろう。
    痴漢の冤罪で逮捕されても、最近は否認事件でも前科がないといった事情があれば釈放されやすくはなっているが、それでも逮捕されるケースは当然ある。

    今回は逮捕された場合に、何が起こるかについて解説しよう。

    逮捕されると最長72時間家族とも会えない

    逮捕されると、それからの72時間は警察署の留置場で生活することになる。
    この72時間を「逮捕期間」と一般に言いう。この間は、家族や恋人であっても面会することができない。
    逮捕期間に面会できるのは、派遣を要請されて出向いた弁護士だけとなる。

    弁護士も来ないことになると、ひたすら完全アウェイの状況下で取り調べを受けるので、無実の容疑でも「やったかもしれない」という気持ちになる人は多いようだが、そこはしっかり気を強くもとう。

    会社への即復帰が叶うかどうかの分かれ目になる勾留請求について

    逮捕期間中は、警察官による取調べを受けるが、その次には逮捕の翌日か翌々日に、その地域を管轄する検察庁に出向いて検察官の面談を受けることになる。
    同じ留置場に入れられ、同じ時期に逮捕された人が全員バスに乗せられ、検察庁で面談の順番を待つので、これにはほぼ1日かかる。
    次に裁判所にも向かい、同様に裁判官の面談を受けることになる。

    検察官面談で、検察官が「釈放してもいい」と判断すると、逮捕から2~3日で釈放される。
    会社対応についても、2~3日の欠勤で済んだ場合は、体調不良という連絡で何事もなく仕事に復帰できたという人の話も多い。

    この際に、大きな要素となるのが、弁護士が提出する「意見書」である。
    検察官が勾留請求をしたり、裁判官が判断する前に、弁護士から勾留すべきでないという趣旨の意見書が提出されることで、釈放につながるケースが多くなる。

    ただし、釈放されても、その後警察から呼び出しがあることが多い。釈放されたからと言っても安心せずに、この間に弁護士に相談しておくことをお勧めする。